400万人の命を救う、中国の「ゼロコロナ」は正しい

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 正義が経済より大事。人命は第一義的な正義である。

 ウクライナのためなら、欧州の経済を犠牲にしてもいい。これが自由・民主主義の論理なら、中国はコロナ犠牲者を減らすために、中国の経済を犠牲して何が悪いのか?前者がOKで、後者はダメ。おかしいだろう。

 アメリカのコロナ死者が100万人を超えている。米国4倍の人口をもつ中国は、死者が400万人になってもおかしくない。しかし、ゼロコロナの中国の死者はわずか、5300人弱(2022年12月現在)。経済を潰して、400万人の命を救うことが、正義でなければ何なのか?

 私は中国好きではない。共産党政権を代弁するつもりもなければ、中国政府の依頼を受けてお金をもらっているわけでもない。西側のいわゆる民主主義国家のプロパガンダがあまりにもひどいので、いろいろ言わせてもらっている。西側は、人権やら自由やら美辞麗句をポリコレ化して、民衆欺瞞をやり続けてきた。

 独裁制が腐った肉であれば、民主制は腐った魚だ。魚が肉よりも健康にいいというが、腐ったら一緒だ。

 中国も西側諸国同様、愚民だらけ。ゼロコロナのような酷策でもやってこないと、数百万人がとっくにコロナで死んでいる。こうなっていれば、西側メディアは今度、独裁で数百万人を死なせたともっと猛烈に中国を批判していただろう。

 民主制の西側に生きても、独裁下と同じように人間は思考力を奪われている。統治とはそういうことだ。愚民化することだ。

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