コロナにかかったら、マレーシア vs 日本

 マレーシアのコロナ拡散。悪化が止まらない。首都圏のスランゴール州は病床逼迫よりも、ない。一部の病院はすでに患者受け入れを中止し、自宅待機で入院待ちの患者リストが長い!

 医療費も高騰している。私立病院の場合、コロナ患者が入院時に1万2000~3万リンギット(約32万~80万円)のデポジットを払わなければならない。金額は病状によって決まる。重症ほど金額が上がるわけだ。医療費は通常数万リンギットかかる。

 マレーシア私立病院協会の理事グジシン医師によれば、高額の医療費にもかかわらず、病床を求めて患者が殺到している(5月13日付南洋商報)。

 マレーシアには公的保険は存在しない。つまり、医療費は、10割自己負担が普通。一般の人はそれぞれ何らかの民間商業保険に加入している。だが、ほとんどの保険は新型コロナウイルスをカバーしていない。要するに、マレーシアでコロナにかかったら、医療費は全額自己負担だ。

 だから、国民はみんな深刻だ。お金持ちはいいが、貧困層ならコロナ罹患が破産を意味する。普通のサラリーマン、中間層もこの時期に仕事が減り、失業のリスクに晒されている以上、コロナを軽く見ることができまい。「コロナにかかってはいけない」という緊張感がなければ、マレーシアがもっと酷い状態になっていたかもしれない。

 日本の場合、なぜかコロナの医療費は全額公費で賄われている。私の義父がコロナにかかって、2週間にわたって入院したが、治療費だけでなく入院中の食事もすべて無料だった。本人が「なんともない軽症で、治った治った」で軽い気持ちでいたが、数十万円いやもっとかかったかもしれない費用は全額国民の血税から捻出されているものだと本人に告げた。

 身内を批判するのは心苦しいが、正直にいうとこういう軽い気持ちの人がたくさんいるだろうから、日本は大変なのだと思っている。何でも国が面倒を見てくれるだろうという慢心がもっとも危険だ。あえて酷いことを言うようだが、コロナの医療費は、全額自己負担にすべきだと叫びたい。

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